投資家が不動産会社の営業マンから紹介された投資物件を気になり色々と質問をしたとき、購入費などの概算を説明されるとなるべく早く結論をだすように営業マンからいわれることがあります。ほかでも検討している投資家がいるから早めに購入の結論がほしいと他の投資家にせかされるときがあります。これは営業マンの営業的なことばなのか、それとも本当にほかに検討している投資家がいるのか気になるところです。このよくあるパターン実はこれ「ほぼ本当」です。抽象的な表現になりましたが、私の経験では他社の顧客動向は正直わかりません。しかし投資家が興味を持つ物件は、だいたい同じ物件に投資家が集中していることが多くわずかな時間差で契約できないことが多い事実があります。この経験のある営業マンはお客さまが物件を気に入って頂いた物件を購入できるように早めの最終結論をもとめてきます。
住宅よりも競争が激しい投資物件
先程もお話をしてきましたが、不動産売買を仕事にしているとひとつの物件にお客さまが集中してしまうことが意外と多いです。この理由を私の経験からご説明していきます。新築一戸建ての場合には、お客さまがお子様の学区や予算を基準にして家を探す方が多く、物件の少ない地域で該当する家が販売されるとすぐに売れていくことがあります。この時も不思議なことに条件の1番良い家や割安感のある奥まった家にお客さまが同時に集中することが多いです。この場合、お客さまが同条件ならご購入の結論が早い方が優先されます。遅かったお客さまには、あきらめてもらい別の棟を再検討していただくことになります。
投資物件の方が競争が激しい理由
投資物件は住宅よりもさらに買える競争が激しくなります。家を選ぶお客さまの条件よりも投資物件を選ぶ投資家の購入条件は明確で、探すエリアも学区などに縛られることなく広いことが理由です。投資家はお部屋の日当たりや間取りを気にする方もいません。利回りや予算など数字が合えば、あとはローン次第で購入の判断ができます。投資物件は分譲住宅のように物件が建ち並ぶ事も有りませんので、ひとつしかない割安感のある投資物件は広範囲から投資家が集まることがおおいです。お互いに見えない広範囲の投資家と競争していることになるため不動産営マンは、結論を急がせることになります。
※不動産投資の成功者に共通する4つの行動パターン!
営業マンに買付証明書を書くようにいわれたけど大丈夫かな?
みなさんが不動産営業マンから買付証明書を書いてほしいといわれて、急にプレッシャーを感じてしまうことがあるかもしれません。営業マンがお客さまに買付証明書を書いてもらう理由は2つです。
①お客さまの意思表示を売主に伝えて、物件をほかのお客さまに契約されてしまわない様な交渉をするためです。
②お客さまが物件購入するための条件を売主に提示して交渉をするためです。主な条件としてはローンが通らなかったときには、売買契約を白紙にして売主に支払った手付金は返却してほしい。とか手付金の金額をいくらにしてほしいなどの交渉条件も書いてもらい売主と交渉をするためです。
買付証明書を書いた後買わなかったらどうなる?
もし、みなさんが買付証明書を書いて、買わなかったときには、お金を支払わなければならないのかと心配される方がいます。結論からいいますと買付証明書を書いて購入しなくてもお金を支払うことはありません。しかし弊社ではありませんが、不動産業者の営業マンは売主との信頼関係が失われるため、みなさんにある程度の文句をいう営業マンもいるでしょう。
まとめ
不動産営業マンがお客さまに購入の結論を急がせるには、他のひとに物件を購入されないように急がせているわけです。お客さまが気に入った物件を他に買われてしまうのは、とても残念なことです。特にこれから不動産投資をはじめる投資家の方は、事前にローン借入限度の金額や物件を購入する基準を明確にしておくことで、割安な投資物件をみつけた時にすぐに買付証明書を書けるくらいの気持ちにしておくことが大切です。 みなさんが気に入った物件を見つけ出したとき、誰かに先に買われてしまい後悔することが無いように早めに結論を出しましょう。不動産売買をする機会は限られているため不安も多いとおもいます。このブログを読んで不動産売買の商習慣を知り、不動産売買を成功させてください。
にほんブログ村
不動産売買の無料相談を受付中
お問い合わせフォーム・無料相談はこちらから ←クリックするとお問合せページにとびます。 📧 info@zephyr-jp.net からも無料相談を受付しています。