境界立会いの対処法!測量士からきた突然の連絡への応じ方。

もしあなたが、一戸建てなど不動産を所有していれば、とつぜん怪しい電話がかかってくることも…相手は測量士だと名乗るでしょう。最近はなんでも連絡はメールやライン。そもそも電話には出ないって人も多くいらっしゃいますね。ですが、あなたが持ち家所有だったり、どこかに土地をお持ちであれば、自宅に突然測量士と名乗る人物から電話がある可能性があるのです。ですがお隣の方と境界について、トラブルや問題がない場合は、立会いに協力してあげてください。怪しいと即電話を切ってしまわないで、きちんと対応してあげてくださいね。例外的に気を付けなければならないケースも最後に書いてあります。そこまで読み飛ばしても大丈夫です(笑)

境界立会いに同席して欲しいと言われたらどうする?

測量士と名乗る人からの電話の内容は、「あなたの土地と、お隣の土地との境界を確認してほしいので、立会いをしてください。」

隣地を測量するので、土地の境界立会いをおねがいします

こんな風に伝えてくることと思います。

境界の立会いを突然頼んでくるなんて怪しすぎる?

境界立会のお願いは、突然の電話や、あるいは手紙でくることもあります。とつぜんそんな手紙や電話が来たら、なに?新手のセールス?なんの目的?と思いますよね。

境界立会とは、測量士が隣地と土地の境界を明確にする作業

測量士が隣地と土地の境界を明確にする作業です。実際の作業内容は

まず測量士さんは、法務局や依頼者(お隣さん等)の所有する、古い測量図や既存の杭を基にしてつくった”仮”測量図をもってきます。そして境界の説明もしっかりとしてくれるはずです。

そこでもし現在境界杭が無い場合には、土地の所有者同士が立会いのもと、地境に新しく杭を入れます。そして、互いに境界の確認がとれれば、完成した測量図に、立会い印を押して終了です。地境の確認ですね。これでお隣とあなたの土地との境目がはっきりした。ということになります。

なぜ今?突然境界の立会い依頼の目的は?

あまりに突然だと、何のために境界立会いの連絡をしてきたのか。なんで今なの?と疑問が飛ぶかと思います。自分が家を買ったときに地境なんてすでに決まっていたはずでしょ?と思われるかと思います。境界立会いの依頼が来る主なケースは4つ。

・ 土地を売買するために、隣地との堺を確定して、土地面積を明確にするとき

・道路の幅員を確定する

・ 相続などで土地を分割するとき

・ 境界標を復元の必要があるとき

仮に、お隣が売りに出されたり、相続があったりすれば、隣地である自分に依頼が来ることがあるのです。

※ちなみにタイトル上で”測量士”からの電話とかきましたが、境界立会いを行うのは”測量士または土地家屋調査士”という専門の方になります。

※測量士と家屋調査士の違いについては別記事でわかりやすく書いています!

境界を測量し直したりしたら、自分の土地が減る?

境界立会いの連絡が来て、不安になる原因は

測量なんてしたら、自分の土地が減ってしまうんじゃないか?

というご心配。ですが、現在境界杭がある場合には、境界点はすでにはっきりしていますので、いまある既存杭の境界点を認めますよ、そこであっていますよ。ということで書類に立会印を押印するだけなんですね。ですから現在隣地とトラブルもなく、境界点に境界杭がすでにある方は、なにも心配いりません。

一方、杭が無い場合。古い測量図を基に境界杭を復元したり、隣地どうしでの合意点に新しく杭を入れる事になります。

ちなみにですが、境界立会いをやらずに、勝手に境界杭をぬいたり、こわしたり、動かせば刑法で罰せられることになりますので、知らなくて工事で壊してしまいました、適当に元あったあたりに動かしちゃった~なんてんことの無いように、そこはおねがいします。

新しく測量すれば、所有する土地の面積が減るかもしれないと心配されるかもしれません。ですが古い測量図と比較すると、現在は測量機材の精度向上などによる、いわゆる測量誤差といわれる程度の面積の増減でおさまることがほとんどです。過剰なご心配はいりません。安心してください。

境界立会のために時間を割くのはめんどう。無視しちゃだめなの?

境界立会いというのは、自分が立会をお願いする側にいれば、何を何のためのやるのか、作業内容を明確に意識できていると思います。ですが、お願いされる側にとっては、とつぜんの出来事である場合がとても多く、焦ります。

お願いする側も配慮が必要ですし、お願いされた側も、急なことでおどろいたとしても必要以上に気分を害さず、境界の立会印をもとめられたら、問題の無い場合は協力して押印してあげてください。あなたにも測量に立ち会うメリットはあります。

隣地の土地測量に立ち会うメリット

境界立会いに立ち会ったときは、自分の分も測量図をもらっておきましょう。隣地所有者から立会の印を押してもらった測量図です。

土地の所有者がお互いに境界の確定を済ませることで、将来おこるかもしれない土地の境界トラブルを未然に防ぐことができます。つまり将来あなたのご家族や、お子様たちがあなたから相続した土地で、境界トラブルに巻き込まれたりしないようにしておくことになるのです。

立会い印を頂いた確定部分の測量図面は大切に保管してくださいね。

さらに、万が一、自分の土地をもしも誰かに売却することになっても、隣地との地境が確定済になるので、こういったトラブルも未然に防ぐことができ、自分にもメリットがあります。

※隣地との境界を立会し、確認印を取得したものを確定測量図といいます。不動産売買時には確定測量図を添付する事が多いです。

測量についてはトラブルになるケースもあります

土地の境界立会については、基本的に問題はありませんが、気をつけなければならないケースもあります。

遠方のリゾート地や、リゾート物件、別荘をお持ちの方は要注意です。

測量についての電話で気を付けなければならない事例。これは、あなたがお住まいと離れたリゾート地、あるいはリゾート物件、別荘なんかをもっていたり、相続していた場合です。

遠方のために、とくに赴くこともなく、放置状態にしていると突然聞いたこともない不動産会社から連絡がくる場合があります。

あなたの所有不動産を買いたい人がいます。売ってくれませんか?

とこんな問い合わせがあります。

遠方で使ってもいないし、別に欲しい人がいるなら売ってもいいなぁ…と思ってしまうかもしれませんが、注意してください。ありもしない作り話のケースがあります。

悪質な不動産会社からの、売買口実の測量話には注意して!

すこしでもあなたが売ってもいいとゆう空気をだせば、不動産会社は『 では売却にあたり、まず測量してほしい 』と最もらしい理由をつけて言ってきます。

そして売却話をすすめる様子を演出しながら測量図を作成して、高額な測量費を請求してきます。

測量費をはらってしまえば、売買の話はおしまい。相手は逃げてしまう手口です。。架空の売却話なので、もちろん現実に売却できることはありません。だまされて測量費だけを支払う事になってしまいます。

”測量費”を目的とした、別荘地の売却をすすめるサギ営業は、高齢者を狙うことが多いので、とくに注意してください。急に”別荘地の売却話&測量の話”がご高齢の方に来た時には、ぜひこのことを思い出して、詐欺被害に注意をして身近な知り合いにご相談してください。

※悪質な不動産業者については別記事でもご紹介しています。

まとめ

いかがでしたか、土地境界立会いに関する疑問が少しでもとけたでしょうか。最後に少し不安になる話を書いてしまいましたが、それは悪質な不動産業者の話なので、頭のすみにでも入れておいていただけたらと思います。お隣さんとは長いお付き合いになる場合がほとんどですから、お互いに気持ちよく生活ができたら素晴らしいですね。

不動産会社に来る不思議なお客様シリーズの記事も良かったら読んでみてください!

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