不動産会社が開催する不動産投資セミナーの目的は開催会社の利益です。あなたを儲けさせるためでもなければ、あなたの将来のことを考えて開催されているものではありません。セミナーの美しいうたい文句に騙されないでくださいね。不動産業者が考えているのはいかに自社が儲けるか、失敗しても投資ですからね、で終わります。これから一つの実例を解説していきます。
不動産会社の立地やオフィス、出版物を過信してはいけません
不動産セミナーを開催する会社を信用しがちなパターンに、都心の会社の所在地に、立派なオフィス。不動産投資に関する書籍も出版していることがあります。ここで企業の見た目に惑わされず、冷静な判断が問われます。不動産会社や投資会社の代表者が出版する書籍は自費出版で書店に陳列されていることも多くあるのです。書籍が販売活動の一環として出版されていることも知識として、記憶してください。全員が不動産投資に優れているから書籍を書いているわけではありません。
個人投資家が不動産セミナーで魅力的な物件を紹介される?
不動産投資セミナーの目的は、不動産会社が顧客に物件を売却する目的で開催されています。不動産セミナーでご紹介される物件全てが良い投資物件ではありません。特に先程ご紹介したセミナー主催者の不動産会社は、三為契約(不動産会社は手付金のみ支払い購入者の資金で残金を支払う契約行為)で差益を得るだけの目的で投資家に不動産を販売していたわけです。
この不動産投資セミナーの魅力は自己資金が少なくても投資物件を購入することができる内容でした。仕組みは簡単で、事前に金融機関の評価を出した物件を主催者の不動産業者が購入します。セミナーに参加した個人投資家に主催者の不動産業者は三為契約で金融機関の評価価格上限で次々と販売していきました。個人投資家の方々は、自己資金の負担も無く不動産を所有できたことに満足していたようでした。
同じ不動産業者から購入した投資家が当社に次々と売却査定
ある時期、不動産セミナーを主催する不動産会社から投資物件を購入した個人投資家の方々から当社に売却のご依頼が続いたことがあります。みなさん、物件を購入してからわずか半年から1年足らずの投資物件でした。ご売却の理由は、みなさん落ち着いて判断すると初めて高く買わされたと気付き、慌てて売却しようとしていたということです。
個人投資家たちには共通する点がありました。それは、みなさん全物件を”三為契約”で購入していたことでした。実際に周辺相場と同様の価格で売却すると多額の売却損が出る状況でした。金融機関の不動産担保評価と時価に差額があり、融資付きの様なイメージで個人投資家の方は購入したようですが、実際には周辺相場よりも高い価格で購入していたのです。気付いた時には、自己資金で売却損の損失を補てんできない時には、所有し続けるしかありません。
まとめ
不動産セミナーで不動産を購入したことで、その後の人生設計が大きく変化してしまった個人投資家の方がも多いと思います。これから不動産投資をはじめる方は不動産会社選びが非常に大切なことも知っておいてください。このブログ記事では、過去に失敗例からも学び、みなさんの不動産投資成功に役立つ記事を書いています。不動産業者の選び方も記事にしていますので、ご参考にしてください。
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