4月の土地成約状況を調べてみました。東京では、前年比42.4%減の成約件数でした。ちなみに3月の前年比では、18.6%減の成約件数でした。この数値は、不動産会社が土地の売却依頼を受けたときに、物件情報を業者間に公開するために登録する、業者間のネットワークに成約登録されたデータを基に公開された情報です。コロナショックの影響から土地の売却をこれから考える方には、大変厳しい状況です。この環境で売却していく方法を解説していきます。
土地は平均成約価格が、4月に盛り返し
土地の平均成約㎡価格は、3月は前年比ー15%でしたが4月は前年比10.8%と4月には、価格が盛り返しました。3月と比較すると4月の平均成約価格は、8.8%価格が上昇しています。東京の土地は、成約件数は大幅に少なくなっていますが、価格は今のところ横ばい状態が続いています。しかし今後の個人消費の落ち込みを考えると楽観はできない状況です。
土地が売れる値段は、時間の余裕で決まる
これから土地の売却を考えている方は、時間の余裕をもつことが大切になります。土地の相場価格には、今後変化がおきるかもしれません。人気の地域や希少性のある土地と売り物件の多い地域との価格差が広がるかもしれません。これから土地を売る方は、周辺の土地の販売状況や個別物件の道路や日当たりなどにより、販売方法にも工夫が必要になります。
不動産の売るタイミングを大切に
一般的にお持ちの不動産を売るときには、高く売ることを目的に売りに出します。しかし、この気持ちが強すぎるあまり、結果的に安く売る状況になってしまうケースがあります。土地を売るための時間に余裕がある方は、高い販売価格で売りに出しながら様子をみる方も多いです。ある一定期間の間、高い価格で販売することは問題ありませんが、この高い価格で売りに出している期間が、あまり長すぎると、相場が下落することで、売却が困難になってしまうケースは、結構多いのです。
みなさんが不動産価格の値下がりを実感する時は、不動産市場の実態では、すでにかなりの値下がりが起きていることが多いです。
みなさんが家を売るとき、ご希望価格で売れることは理想です。しかし高い価格に固執しすぎることで、不動産の価格相場が下がってしまった後に、価格の値下げを繰り返す方もいます。後手後手の値下げを繰り返してしまい、振り返ると当初の価格よりも、相場の下落により大幅な値引きでしか成約できない状況に追い込まれてしまうケースがあります。そのような状況にならないためにも、価格の下落局面では、価格を見切り売ることが、結果的に高く売れたと思える状況につながります。
まとめ
今回は、これから土地の売却を考えている方に、売却判断の一例となるデータを投稿しました。成約件数が減少しているなかで、これから土地を高く販売するには、周辺で売るに出されている土地の状況や土地の利点などを上手に販売戦略に盛り込み、営業努力をしてくれる不動産会社選びがポイントになります。
ブログ記事の解説
私は、不動産業界で売買専門に35年以上の経験とネットワークがあるため、不動産会社の経営者や営業マンなど多くの方々と親しくさせて頂いています。このブログでは、みなさんの利益の最大化を目的に、不動産業界の内側から見た現場の状況や商習慣、問題なども記事にして紹介しています。みなさんも不動産に関するご質問がありましたら無料で、ご相談に対応していますので、下記の相談窓口からご連絡ください。
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