コロナ後に不動産投資をはじめる方が成功する為の物件選びのポイント
今回、コロナの影響からテレワークが進み私たちの生活様式にも大きな変化が起こりました。海辺で遊んだり趣味や家庭の時間を大切にしながら自宅で働く機会を経験しました。テレワークにより東京は、区部より郊外が人気上昇していると考える投資家も多いとおもいますが実際の状況は少し違うようです。今回は、レインズで公開された2021年3月度の速報レポートから東京の市況を考察したいと思います。
中古マンションの成約件数(2021年3月)からみていきましょう。
東京都区部の成約件数1,778件と前月の1,485件より19.7%増加しました。前年同月比では、13.5%の増加です。
東京多摩地区の成約件数443件と前月の339件より30.7%増加しました。前年同月比では、22.0%の増加です。
次に成約㎡単価(万円)の動向です。
東京都区部の成約㎡単価(2021年3月)は、88.34。前月の85.30より3.6%増加、前年同月比では13.0%の増加となります。
東京多摩地区の成約㎡単価(2021年3月)は、43.05。前月の42.80より0.6%増加、前年同月比では、6.7%の増加となります。
2021年1月から東京の成約単価を比較すると多摩地区の成約単価は、1月43.69、2月42.80、3月43.05とほぼ横ばい。都区部の成約単価は、1月84.53、2月85.30、3月88.34と価格の上昇が確認できます。
中古マンションの成約件数と㎡単価のデータ比較によりますとテレワークにより消費者が郊外に転居している傾向はみられません。相変わらず都区部の人気は根強く、多摩地区と比較すると多摩地区での成約価格は横ばい、都区部では価格の上昇傾向が見られます。当社は、常に顧客と接することで、首都圏の不動産が根強い人気があることを実感しています。首都圏で不動産投資をおすすめする理由もここにあります。
今年の賃貸繁忙期と言われる時期は、入居希望者からの反響は少なく、転居数が少ないデータが後に発表されると思います。今後の不動産投資で注意する点は、賃貸運営を都心部の立地だけに頼らず、個性を取り入れた部屋の差別化が必要な時期に可能性があります。オーナーは、費用を抑えて、工夫を凝らした賃貸運営が空室率の差になりそうです。
※こちらの記事では、私の不動産業者としての知見や経験をご紹介しています。不動産投資は、自己判断と自己責任でおこないください。