売りたい土地を持っている。あるいは相続で突然土地持ちになったよ…なんてこともあるかもしれませんね。自分には必要ない土地だし、不動産屋さんに頼んでとっとと売ってもらおう!と思っていても、実はなかなか売れない土地もあるのです。注目すべきは前の道路です。その土地の前の道路、狭いですか?広いですか?実は道幅が狭いとなかなか売れないことがあります。今日はそんな、道幅の狭い土地でも高く売れる方法について書いていきます。
土地はあるけど前面道路が狭い。なかなか売れないことも…
先ほども書きましたが、せまい道路に面した土地を売ろうと不動産会社に頼んでも、なかなか買い手がつかなくて困ることがある。それは一体なぜでしょうか?
車が入らないこと?まぁそれもあるでしょうが、車が必要ない人も最近は増えています。
実は一番の理由は、実は建物を解体したり、建築するときの工事費用が高くなるからなんです。
前面道路が狭い土地は工事費用が高い?
道幅が狭いと、大型の工事車両は入ることができません。ですから工事費用が高くなる傾向があります。工事費用が高くなる土地をだとわかっていていも買いたい人がいるか…ですから、売れにくい。実際に土地を少し安めの価格で売りに出しても、売れないことが多いのです。
前面道路が狭くても高く売りたい!
そんなこといったってね、高く売りたいですよ。大事な土地ですよ、お金も大事ですし。ですからここから、そのような状況の土地でも、少しでも高く売る方法を解説していきます。
狭い道路に面する土地でも興味を持つ人を探す
まず、土地を売りたいときは、不動産会社にお願いすることになります。それは狭い道路に面する土地を売りたいときでも同じです。
不動産会社は通常、土地を探されている”個人”のお客様に土地の営業をします。ですが先ほども書きましたが、売れないことが多い。理由は、先ほど申し上げましたね。工事費用の問題などです。ですが狭い道路であっても興味をもってくれるお客様はいます。どういった方かというと
①周辺相場よりも、安い土地を探している人
②予算が限られている人。(希望する面積と予算が合わわないので、予算がのびなければ割安な土地を探す必要がある)
不動産会社に土地を探しにいたことがある方で、このような2種類の希望条件をお持ちの方は、前面道路が狭くても興味をもってくれる傾向があります。
しかし、残念ながら、こういった方が興味をもってくれたとしても、成約に至らないことが多いのです。
※不動産会社の特徴を調べて不動産を高く売ろう!こちらの記事も良かったら読んでみて下さい。
狭い道に面した土地は、土地代が安くても建築コストが高い。
狭い道路に面する土地でも、購入を検討してくれる人はいます。なのになぜ決まらないのか。やはりコストが絡むからです。
狭い道路面の割り安な土地をいざ買おうと検討したとしますね。すると最初にすることは、現状に建物が在れば解体費用の見積もり。建物が無く更地の場合には、自分が建てようと考えている、理想の建物を建築したときの建築費の見積もり。これを建築会社に作成してもらいます。
実は、ほとんどの購入予定者、ご検討いただいている方は、この段階で購入を断念されます。理由は、シンプルにコスト。土地代そのものに、割安かんがあっても、解体工事や建築コストが、想像する予算をはるかに超えてしまうほど、割高になるからです。
道路の幅によっては、解体工事をするための重機を搬入することができません。すると手壊しで、解体作業することになります。
また新しい建物を建築する時には、基礎を作るためのコンクリートミキサー車が入らないこともあります。このような現場では、作業員の人件費が積み上がり工事費用が非常に高くなります。
実は不動産業者でも怯む道路の狭い土地
実は、不動産業者の場合でも、はなから道路の狭い土地は買取対象から外す会社も多いのです。不動産会社も避けるくらいに建築コストが割高になるんです。
具体的にどのくらい割高になるかは、最寄りの広い道路からあなたの土地までが、どのくらい距離があるのか、あるいは道路の具体的な狭さ、3メートルなのか2メートルなのかなど具体的数値により変わります。工事の期間や作業の手間でも費用は大きくかわるため個別で大きく差がでます。ですからそのリスクから業者であったも購入には消極的になるのです。
狭い道路に面する土地を高く売る方法
じゃあどうやって高く売るのか。だれなら高く買ってくれるか書きます。
●自社で建築をする不動産会社
●土地を探している建築会社で、狭い道路でも建築する会社
建物を自社で建築する不動産会社や、狭い道路でも建築する建築会社で土地を探している業者であれば、高い価格で土地を購入してもらえます。経験上間違いないです。理由は自社で建築する会社ならば、建築費が割安になり高い価格で土地を買うことができるからです。
ですがこの様な業者に売るとなると、売りをたのむ不動産会社を選ぶ必要があります。
実際道路の狭い土地を好んで買う建築会社は少ないですし、その様な建築会社と親しい不動産会社も少ないのです。ですから長年のネットワークのある不動産会社に依頼することが大切です。ネットワークの強い会社にあなたの狭い道路に面した土地を売ることをお願いできれば、あなたの希望に近い価格で売ることが可能になるかもしれません。
※不動産会社の選び方については別記事でもご紹介しています。
まとめ
狭い道路に面する土地を売るには、予想外に大変なことも多いです。補足すると、価格だけの問題ではなく、周辺環境や様々な要素が絡んでくるからです。わたしには数十年のお付き合いがある工務店があり、狭い道路の物件を多く販売していた経験があります。ですから今回は、その経験を記事にしてみました。
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