不動産を売るときの注意点

東京では、4月の中古マンションの成約件数は前年比55%減

4月の中古マンションの成約状況を調べてみました。東京では、前年比55.3%減の成約件数でした。ちなみに3月の前年比では、9.1%減の成約件数でした。この数値は、不動産会社がマンションの売却依頼を受けたときに物件情報を業者間に公開するために登録する、業者間のネットワークに成約登録されたデータを基に公開された情報です。コロナショックの影響から中古マンションの売却をこれから考える方には、大変厳しい状況です。この環境で中古マンションを売却していく方法を解説していきます。

中古マンションが売れる値段は、時間の余裕で決まる

これからマンションの売却を考えている方は、時間の余裕をもつため、早めに売りに出していくことをおすすめします。マンションを売る時間に余裕がない場合、今の不動産市場でマンションを早く売るためには、安く売らなければならない状況になってしまいます。なるべく高くマンション売るためには、販売する時間が必要になります。

マンション価格の見切りが、高く売れる結果につながる

一般的にお持ちの不動産を売るときには、高く売ることを目的に売りに出します。しかし、この気持ちが強すぎるあまり、結果的に安く売る状況になってしまうケースがあります。マンションを売るための時間に余裕がある方は、高い販売価格で売りに出す方も多いです。ある一定期間の間、高い価格で販売することは問題ありませんが、この高い価格で売りに出している期間が、あまり長すぎると、相場が下落してしまい売却が困難になってしまうケースも結構多いのです。

みなさんが不動産価格の値下がりを実感する時は、不動産市場の実態では、すでにかなりの値下がりが起きていることが多いです。すでに東京の中古マンション成約事例の3月と4月の㎡単価は、前月比でも-1%と-1.2%と下落傾向をみせています。

みなさんが中古マンションを売るとき、ご希望価格で売れることは理想です。しかし高い価格に固執しすぎることで、マンション価格の相場が下がってしまった後に、価格の値下げを繰り返す方もいます。後手後手の値下げを繰り返してしまい、振り返ると当初の価格よりも、相場の下落により大幅な値下げでしか成約できない状況に追い込まれてしまうケースがあります。そのような状況にならないためにも、価格の下落局面では、価格を見切り売ることが、結果的に高く売れたと思える状況につながります。

的確なアドバイスでマンションを売ろう

今回のコロナ不況による不動産価格の下落は、過去のリーマンショックなどの影響で不動産価格が下落した状況などは、あまり参考にならないのではないかと考えています。緊急事態宣言により、ほぼ全業種の経済活動が停止状態が続いたため、これから個人消費が一時的に一部の回復は望めても、全体的な個人消費の落ち込みも長引くと考えられます。今の状況は、近年には例がなく、前例となる近年の不況を参考に不動産動向を判断することには、リスクが伴います。

今回のコロナ不況では、個別のマンションにあった販売方法や判断のアドバイスを提案してくれて、購入希望者とも上手に交渉していきながら成約することができることが大切です。細やかに対応する誠実な不動産会社に売るのを依頼することをおすすめします。

まとめ

今回は、コロナ不況から中古マンションを売ることを考えている方に売却のタイミングを説明しました。これから土地や中古一戸建ての成約データもブログ記事にして投稿していきます。これからくる不況時にマンションを高く販売するには、混乱期にすばやく細かな対応ができる不動会社がおすすめです。マニュアル化された組織形態の営業活動では、実態としては安く売る提案しかなくなります。中古マンションを高く販売する方法を模索しながら、努力をしてくれる不動産会社選びがポイントになります。

ブログ記事の説明

私は、不動産業界で売買専門に35年以上の経験とネットワークがあるため、不動産会社の経営者や営業マンなど多くの方々と親しくさせて頂いています。このブログでは、みなさんの利益の最大化を目的に、不動産業界の内側から見た現場の状況や商習慣、問題なども記事にして紹介しています。みなさんも不動産に関するご質問がありましたら無料で、ご相談に対応していますので、下記の相談窓口からご連絡ください。

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