みなさんがアパートやマンションなどお家賃の収入を得ている収益用の不動産をお持ちだとします。なにかの理由で売りたいと考えることがあるかもしれません。もしその不動産を今売ろう、いつかは売るつもりだとお考えであれば、注意しなければならないことがあります。みなさんが気になることは、『いくらで売れるだろう』と考えると思います。そして次に、できれば『できるだけ高く売りたい』と考えるのが自然です。あたりまえの判断から結果的に不動産売買のトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。みなさんが『こんなに高く買います』と飛び切り高い買い取る価格を提示してきた不動産会社に飛びつくことは、とても危険なときがあります。今回は、その危険の内容とトラブルに巻き込まれない判断をご説明していきます。
不動産の買取値段を高く提示する不動産会社には注意!
みなさんがお持ちのアパートなどを高く買い取ってくれるからと、よく考えずに売却先に決めて、契約したために、思わぬ落とし穴におちてしまうことがあります。つまり想定外の損やトラブルに巻き込まれてしまうことがあるのです。その理由は、他より飛びぬけて高い価格をだしてくる不動産会社には、ある理由のがあります。実は高い購入価格を提示する会社は、特定の購入条件をだしてくることが多いのです。
不動産売買の契約条件にこれが提示されたら要注意!
この条件とは”三為契約”という契約形態です。この条件を購入条件として不動産の買取業者が出してくるのが特徴です。”三為契約”とは手付金を少なくして、契約直後に転売することを目的としている契約です。不動産会社の都合で、(最終決済日までに個人投資家へ再販売ができないとき)決済を伸ばされたり、最後には解約になるケースまであります。みなさんの不動産をトラブル無く契約がおわり売れたとホッとしていたら、最後に不動産会社が残金の支払いをできずに解約になってしまうこともあるのです。不動産会社との売買契約の解約がスムーズにいかずにトラブルに巻き込まれることがあります。もしかして、みなさんが損するわけじゃないしと思われましたか?次は、みなさんが知らないところで損をしてしまうケースをご説明していきます。
不動産の値段が勝手に値下げ状態に?
みなさんがお持ちの不動産を三為契約で契約したあと、最終的に解約することになってしまったときには、目に見えない損をしてしまうことがあります。何が起きるのかというとみなさんが不動産の契約を解約したあとに、また不動産の新しい買取りさきを探すために販売をはじめます。このときに次に買取価格を提示してくる不動産業者が提示する買取価格は、前回の契約価格よりもかなり下がってしまう事が多いのです。その理由は、再び売りに出した不動産の情報は、すでに前回”三為契約”を結んだ不動産業者がこの物件の売主と名乗り各不動産会社に情報を拡散してしまっています。不動産業者の間では、前に出ていた周知済みの売れなかった物件になるわけです。この状態から不動産を売るのはかなり厳しくなります。 この状況から不動産を売却するには自然と価格を大幅に下げなければ、売れない状況が作られてしまうのです。最初の契約価格よりも値段が大幅に下がってしまう理由です。 これが見えないとこで損をすることになります。
まとめ
みなさんがアパートやマンションなどの収益をあげている物件を売却するとき、高い価格で買い取る提案をしてきた不動産業者には注意してください。最近では『三為契約』には融資をしない金融機関が多くなっています。みなさんは、不動産の売却価格だけを見て売り先を決めるのではなく、契約条件の内容や代金の支払い条件、これらもあわせて判断してください。不動産の買取業者から条件で提示される三為契約を避けることが、二次的な価格下落のリスクを防ぐことにつながります。このブログでは、不動産会社の選び方なども記事にしてみました。 ブログをお読みいただきみなさんの不動産売却を成功させてください。
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