購入した土地にある木造の古いアパート。数日で終わる解体作業ですが、立ち会うと色々と判ることがあります。
現場で解体業者さんが教えてくれたこと。おとなりの土地の埋設管が、越境して接続されていたこと。敷地内の古い升(ます)は撤去しなかったことや、重機で作業していると境界塀が揺れて倒壊しそうな状況であることなど。様々な情報が得られます。
この情報を現場の作業員さんや職人さんから聞くことで、大切な情報も入手でき、素早い対応や準備をすることができます。やはり、現場とのコミュニケーションがたいせつです。
アパートが立ち並び小さな建物が密集する地域では、下水管や給水管などの埋設管が、他人の敷地に越境して接続されていることがあります。
解体工事の作業中に埋設管の越境など作業員が気が付くことで、思わぬ問題まで確認できることがあります。小さな建物が密集する地域で不動産を買ったら、近隣住民との良好な人間関係を築きながら工事を進めることが大切なポイントです。
※このアパートが新築へ
解体工事と同時に進めているのが、新築するアパートの建築工事代金見積もりです。
アパートの建築費は一戸建てとは異なり設備等の関係で建築費は割高になります。今回は、戸数も4戸と少ないので、建築コストは更に割高になります。見積金額は建築会社により最大25%位各社に差が出ました。当社の場合には、利回りを重視。
ハウスメーカーで建築する場合でも、住宅系とアパートの両方を建築するハウスメーカー、あるいはアパートを専門に建築するメーカーがあります。アパート建築専門のハウスメーカーの方が、建築費が低く抑えられる傾向があります。
また、地元工務店や不動産会社が常に発注している建築会社は、更に建築費が低いことが多いです。
今回は、最終的に建売アパート業者が発注する地元の工務店に依頼しました。建築費を抑えながら仕様は一定基準を満たす内容で、間取りのプランと建物の仕様には満足しています。
最終的に間取りの変更が行われたことで、中廊下を利用したオートロックを費用を抑えて設置することが出来ました。
浴室乾燥機、温水便座、準耐火構造、防腐処理集成材の使用など個別の仕様は要チェックです。今回の工務店は、住宅を自社で建築して販売している建売業者や不動産会社に建築工事を教えるために数社へ迎え入れられ、建築の指導している建築会社です。
数十年建築現場を見ていますが、最終的には現場の職人さんによる技術や職人さん個人の性格による仕上がりの優劣が大きいと感じています。
今回、アパートのデザインを考えました。若い入居者を意識して、女性でも安心して住むことができるセキュリティーと建物の強度を重視した安全性、居住性、最後にデザイン性を重視した建物を造り上げていきたいと考えています。
また、あなたがわからないことや不安なことがあれば無料相談もしています。
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