無断広告するような不動産会社に不動産の依頼はリスク
不動産会社が同業なのに違和感をかんじることのひとつ。無断広告。人として相手に断りもなく、自社の集客を目的として、勝手に広告してしまう行為。違和感があるのは当然です。不動産業者のあまりにも無責任で身勝手な利益主義の行為には、本当にガッカリしてしまいます。今日はそんながっかりな不動産会社について解説していきます。
身勝手な不動産業者たち
私の知人が法人名で所有している一戸建ての専任媒介を、当社が受けていました。今後、物件販売のスケジュールを打ち合わせるべく、知人の不動産会社で販売会議。
販売スケジュールを一通り終えた後、知人からプリントアウトされた紙を手渡されおどろく質問が!
この不動産会社ご存知ですか?
私は、プリントアウトして手渡されたのは不動産広告でした…
知らない不動産会社の広告。
この会社と打ち合わせしている最中の物件を、勝手にインターネットに広告掲載しているみたいなんだよね、と私が指摘をうけました。
この不動産会社が勝手に広告掲載しているのなら、苦情を入れておいてください。と私が更に苦言を言われた。早期売却を目指し物件の情報を当社が不動産業者間だけで公開したとたん、同業者の無責任な無断ネット広告が拡散されてしまい、私としては情けなくなる業者の行動。
私は帰社してすぐに、無断で広告掲載をしている不動産会社に苦情の電話を入れました。勝手に許可もなくインターネットにのせるな!と伝える。先方の不動産会社は、慌ててすぐに掲載を取り下げますとのこと。 なんだか、ほんとに軽い対応だな。
「じぶんの利益追求の為に、売りたい物件の広告掲載して何がわるいの?」と苦情の理由すら理解できない印象の不動産会社の対応です。
いち早い不動産広告が売主との信頼の証ではありません
本来、不動産会社は売主や売主が依頼した専任や委任業者に、所有者の広告掲載の意向を確認するものなのです。広告を嫌う所有者様も当然いらっしゃいますし…しかし、今回のように”物件を売るためならなんでもやる営業が常識”という考え方は特殊なケースではありません。みなさんが考えている常識と、不動産会社の常識には、大きなズレを感じます。
みなさんが不動産の物件情報を最も早く広告に掲載している不動産会社は、他社よりも売主から信頼されて情報を早く入手していると判断することは誤ってしまうときがあります。本来は、物件の広告を禁止されている不動産の広告を無断で勝手に掲載している会社の場合も多くあります。
普通は、広告を最も早く掲載できるのは、売主から直接依頼をされている会社です。もし、気になる広告が一社からしか広告掲載されていないときには、売主との関係を確認してみましょう。専任媒介ならば情報源になります。不動産広告は、注意深くみてみましょう。
※こちらの記事では、私の不動産業者としての知見や経験をご紹介しています。不動産売買は、自己判断と自己責任でおこないください。
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