不動産会社選びのポイント

不動産情報に非公開がある理由を知り、上手に未公開の物件を探そう!

不動産情報に非公開がある理由を知り、上手に未公開の物件を探そう!

家や土地を売る人を不動産業界では”売り主”と呼んでいます。あなたがもし、一戸建てなどの家を持っていて、必要がないから売ろう!と思えばやはり、あなたが売り主さん=家を売る人になります。

不動産には売る方の希望で公開されない売り物件の情報があります。

家や土地を売ろうとおもう方には、その人なりの売る理由が存在します。例えば離婚で売ることになったらどうでしょうか。周囲に離婚することや、離婚のせいで家を売るんだということを気づかれたくないと考えます。

にもかかわらず、インターネットで自分の自宅が大々的に写真付きで売りに出されたら、目も当てられません。

こういった方は自分の家を非公開で売ってくださいと、不動産屋さんに頼むことになります。HPや広告を載せないで、売ってきてくださいというお願いをするのです。こういった物件が非公開の物件ということになります。広告をしないで売る物件ですね。

これはあくまで非公開物件の一例ですが、こういった非公開の物件情報は意外と多いものです。ですが、先に書きましたように、こういった物件が今ありますよ、と大々的にお知らせすることは難しいのです。

ですが、物件を買う側としては、そういった表にでていない物件情報も欲しいものです。なかなか出てこない地域の物件がそこにあるかもしれません。

では買う側としては、水面下の物件情報をどうやって入手すしたら良いのでしょうか。今回は、この公開されていない不動産情報を入手する方法をご紹介していきます。

非公開の物件情報が欲しい!なぜ非公開なのか、その理由を理解しよう。

先ほどは、非公開の物件になるの一つとして、離婚のケースを出しましたが、ほかにも非公開になるケースがあります。

マンションなどにお住まいで、ご近所づきあいなどの地域との関わりが希薄な場合や同じフロアーの何戸もあるタイプのマンションでは、HPでも公開して売っていくことが多いです。

ですが一戸建ての場合には、ご近所付き合いも多く、噂もひろまりやすい。今はまだご近所に知られたくない。知られたら困る。と考え、自分の家が売りに出していることをご近所に知られないように、情報を公開しないで売りたいという方も多くおられます。

自分の家ではなく、相続した家での非公開販売を求める方もいらっしゃいます。突然に親等の不動産を相続すると、相続人が複数の場合は、なかなか難しい状況に陥ることがあります。

相続でおきる遺産分割に対して、兄弟間の関係がこじれてしまし、おのおのの兄弟ごとに水面下で売りに出していることもあります。こういった複雑な事情を抱えていらっしゃれば、なおさら絶対に公開できない物件になります。

一方で、法人が所有者の物件の場合にも、非公開で売りに出している場合もあります。法人がなぜ非公開に?と思われるかもしれませんが、会社が所有している物件を売るとなった時の噂を考慮するケースが多いです。

企業が所有物件を売るとなると、あの会社はやばいのか?とかついに物件まで売りに出す状況なのか、などあることないことの噂話が出回る事があります。これは個人とはまた違った意味で深刻な影響があります。

経営状態に関する噂には特に注意と配慮が必要なんですね。特に商業ビルなどの大型物件は、物件情報を非公開にしておくことのほうがスタンダードです。

不動産やさんなら大手中小どこにでも非公開の物件情報があるわけではない

とはいっても、個人の方から非公開の条件で物件を預かっている不動産会社自体は、決して多くはありません。不動産屋さんにとって非公開で売る。ということは、広告を一切打たないで売るということになります。これは実は営業マンにとってかなりハードルは高いです。インターネットで集客をして問い合わせをしてくれた人に売る。という受け身のスタイルでは絶対にうれません。

売る力のない不動産屋さんや、その営業マンは非公開で売りたいという要望には応えられません。ですからどこの不動会社にでも非公開の物件情報があるわけではないのです。

非公開の物件情報を持っている不動産屋さんは、富裕層とのつながりが強い不動産会社です。広告を打たなくてもお客さんを見つけられるという実績と自信を持っています。

非公開物件をもっている不動産会社は、家を売りたいと思っているお客様からの信頼を得られている証でもあります。

(不動産屋さんにあまり良いイメージを持たれていない方も多いと思いますが、実にいい加減な不動産会社があることも、業界に30年以上おりますので、充分にわかっております。。本当に情けないことです。。)

つまり、非公開の物件情報をもっている不動産屋さんの多くは、家の所有者から信用されている不動産会社です。

非公開物件といっても、持っている人が個人か企業かで状況に違いがある

新築の一戸建てなどで、不動産業者が商品として販売しているもの。そういった新築の非公開物件は、お値段などの条件が合えば、案外簡単に購入することができます。

しかし、個人の方や一般法人が所有する非公開の不動産は、お金さえあればだれでも購入できるわけではありません。ここが少し注意が必要です。

スムーズに買うためには、いくつかの前提条件があるのです。

非公開物件を買うときには、非公開で売っている側の気持ちを想像してみよう

まず、ひとつに自己責任の意識が求められます。あなたがもし売る側だったらと考えてみて下さい。だれにでもいいから売りたいと思いますか?せっかく秘密裏に売っているのですからに肝心の売った後にトラブルになりにくい方を選んで売ります。

非公開で売る側の個人や一企業の場合は、買ってくれる相手を選んでいると考えておいてください。

買ってもらった後にトラブルが予見されるような、自己中心的な考えを主張をする方には、買いたいといっても、売ってもらえないということがあります。

まとめ

あなたが、家や土地などをお探しで、なかなか良いものが見つからない。ネットで非公開や未公開の物件の存在をしり、興味を持たれましたら、ぜひこの記事を参考にして下さい。

非公開の物件情報は、その性質上本来はたとえ業者間でも、とても慎重に行われています。ですから、ペーパーレス、非対面、ネット社会が主流の現在にも関わらず、残念ながらメールやWEB上のやり取りだけでは詳しい情報をお伝えすることはできないのです。非公開物件はあれども、それを入手することはすこし難しいのが現実です。

もし本当に稀少物件をあなたがお望みでしたら、たとえ始まりがメールのやりとりであっても、ここぞとおもった不動産やさんがあれば、コロナ下で難しくはありますが、感染予防に注意して、一度会って相談することも非公開物件を入手する近道ではあります。このブログを参考に非公開物件情報の入手にも挑戦してみてください。

※こちらの記事では、私の不動産業者としての知見や経験をご紹介しています。不動産売買は、自己判断と自己責任でおこないください。

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