当社の取引先の不動産会社が何故だか慌ただしい状況が続いていたので、後日理由を訊ねてみました。
すると渋谷区神宮前にある中古マンションのリノベーション工事が年末から始めていたそうです。3月頃には、完成してリノベーションマンションとして販売する事業計画でした。
工事は、数年前から依頼しているリフォーム会社が請け負っていたそうです。不動産会社の担当者は、リフォーム会社と打ち合わせを行い、細かな指示を出しながら現場の進行状況を確認していたそうです。
ある時、リフォーム会社から相談を受けたそうです。相談内容は、資材購入費や各支払いの関係で、現在進めている工事の代金を前倒しで全額支払ってほしいとのことでした。不動産会社の担当者は、事情を社内で説明をして社内の稟議を取り、要望通りに工事代金全額の支払いを済ませました。
現場は、いつものように水平器や電動工具などが置かれて、作業途中の様子が暫く続いてました。しかし、ある日を境に工事会社と連絡が取れなくなったそうです。
電話でも伝わる社内のバタバタ慌ただしい状況。ひと段落したところで、担当者へ尋ねてみました。
リノベーション内容は、大型ファミリーマンションをスケルトンにしてから、フルリノベーションをする予定だったそうです。フルリノベーション工事で、工事代金も相当な金額に達していたそうです。
その後、昨年の別の現場でも、代金の一部が下請け会社に支払われていないことが明らかになったそうです。状況を知らない下請け会社が工事代金の請求するために来社していた等で、更に忙しい状態だったと教えてもらいました。
今回の様な詐欺事件までは行かなくても、見積金額を変更して値上げする業者がいたりするので、リフォーム会社の選定を大変です。長年反復取引しているリフォーム会社との間でも今回の様な事件が起きはじめています。みなさまも慎重に業者を選んで、失敗の無いリフォームをしてください。
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