不動産会社選びのポイント

不動産会社の広告で物件数をアピールする会社には注意

みなさんが不動産の売買をするときに大切にしていることは何でしょうか。やはり安心できる安全な取引ができる不動産会社になるのではないでしょうか。もし、安心できる不動産会社を探すなら物件数をアピールする会社には注意が必要です。今回は、その理由を解説します。

物件数が問題になった不動産広告

数年前まで不動産会社の宣伝は、HPに物件常時1万件以上や毎日更新など、物件の情報量で顧客の興味を引く営業をしている会社が多い記憶があります。私の会社にもIT関係の会社が営業に来ていた。営業内容はレインズに直結して顧客に多くの物件を自動で紹介するというひどい内容だった。

※レインズ(REINS)とは国土交通大臣から指定を受けた流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムの名称。指定流通機構の会員不動産会社が不動産情報を受け取ったり情報提供を行うシステムで、会員間での情報交換がリアルタイムで行われているものです。

その後、このシステムが問題になり。レインズの物件検索数が一定数を超えると課金されるという対策が導入された。この対策以来、今では情報量を営業の基本にして、レインズ直結して集客する会社は減っています。

無責任な物件情報を勝手に配信

最近の不動産会社の広告で目立つのは、日本中の物件を毎日数十物件勝手にメールで送くる不動産会社です。物件情報には、情報元が居て、次に1社居て、その次に・・・なんで書いてある。

先日は、相続案件まで勝手にメールで流れて来ていた。こりゃ揉めると私の直感がはたらいた。その後、「以前ご紹介した相続案件は売り物ではありませんでした。」なんてメールがまた勝手に送られてきました。

後日、私の友人が会社に来ている時に、私がこのメールを話題にしました。理由は、彼の会社が所有する物件が、勝手に配信されていたから。彼にメールを読ませて様子を見ていました。彼は顔色が変わり「不動産は情報が非常に大切。情報管理や情報の信頼性」に疑問を感じると語りながら不快感を表していました。ちなみに、彼は大手商社の不動産部の責任者です。仮に彼の会社の物件を勝手に拡散されている情報を基にみなさんが検討してしまったときには、物件情報が漏洩したルートの顧客との契約は避けることになり、みなさんが物件を買えないことになります。

まとめ

不動産売買の経験が豊富な会社は、この様な情報を扱いません。理由は、物件を紹介しても話が途絶えてしまい、買えないことの方が多いからです。みなさんに安心してご紹介できる物件には、数に限りがあります。みなさんも不動産営業マンとの会話で、物件数を強調する営業には、注意が必要です。

記事の説明

私は、不動産業界で売買専門に35年以上の経験とネットワークがあるため、不動産会社の経営者や営業マンなど多くの方々と親しくさせて頂いています。このブログでは、みなさんの利益を最大化するために不動産業界の内側から見た現場の状況や商習慣、問題なども記事にして紹介しています。みなさんも不動産に関するご不安がありましたら無料で相談に対応していますので、下記の相談窓口からご連絡ください。

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