不動産会社選びのポイント

弁護士もとまどう、思惑から同じ不動産の査定価格に予想外の価格差!

不動産売却査定

弁護士もとまどう、思惑から同じ不動産の査定価格に予想外の価格差!

私が弁護士から依頼された、査定された不動産の価格を再査定したときのおはなしです。一般的に家や土地を売るときに不動産の値段を知るためには、不動産価格の査定を不動産会社にしてもらいます。不動産会社が調べた不動産の査定価格は、周辺で売りに出ている家や売れた土地などを参考に、”客観的”な査定価格が提示されていると普通は思います。しかし実際には、依頼者や不動産会社の思惑で、査定価格に大きな差がでることがあるのです。本来査定価格とは、売買事例などを基にした、所有する不動産が周辺相場を基に算出されるので、大きな価格の差はでにくいです。

今回は、裁判所に提出された不動産の査定価格に大きな開きがあり、真実がわからない状況で困惑した弁護士さんからのご相談をご紹介します。書ける内容が限られるのは、ご勘弁くださいね。

弁護士から当社に不動産査定価格の再度査定依頼

知り合いの弁護士から、ある離婚案件を扱っているという話がありました。そこで財産分与のために提出された双方の不動産の評価額があまりにちがうので困っているとのこと。財産分与の協議が決裂するか、歩み寄りの合意ができるかの判断以前の問題だとのことでした。

実際に私宛に弁護士から送られてきた査定依頼のメールがこちら↓

裁判所に提出される大切な資料の1つの査定書であっても、不動産の査定価格に思惑と参考資料の構成次第で価格に大きく差がでます。今回のケースでは査定価格に数千万円、価格に約50%近い差がありました。

依頼者の思わくから不動産業者の不動産査定価格にこんなにも開きが⁉

不動産会社の査定価格におおきな開きがおきることはあります。不動産を売ることを予定している方は、ふつう高く売りたい気持ちがあります。高い価格を提案した不動産会社は、提示した価格で売却する自信があると考える方がいますが、早急に判断しないでください。では、なぜ高い査定価格を提示するのでしょうか。それは不動産の売却をまかせてもらうためです。売却の依頼を受けたあとに時間をかけて販売価格の値下げ交渉していけばいいと考えている不動産業者も多くいます。

不動産会社選びの判断に使える不動産の売却査定価格

自社のおもわくのために意図的に高い価格で査定書を作成する不動産業者がいるのは残念ながら事実です。不動産を売却するご予定の方は、お客様の高く売却したいという心理につけこみ、意図的に高い販売価格を提示してくる不動産業者の思惑に惑わされないようにしてください。周辺の不動産の販売資料等に基づいた客観的な価格の査定を提示する、不動産会社に物件のご売却をおまかせすることをおすすめします。もし、みなさんが不動産の販売を高い価格で開始したいときには、適正価格で査定した不動産会社とご相談しながら高い価格から不動産の販売を開始するのが良い方法です。

まとめ

私が、みなさんに今回の記事を書くことでお知らせしたいのは、裁判所に提出する不動産価格の査定書ですら査定価格が思わく次第で数千万円も評価を変えることができるのです。どちらの不動産会社も理由付けは、明確にされています。みなさんが、不動産の価格査定を不動産会社に依頼するとき、査定価格だけで不動産会社を判断することは、リスクが伴います。自社の利益を最優先に考える不動産会社ほど高い査定価格を提示する傾向がとても強いです。その不動産業者の思わくにのらないためにも記事を参考に、上手に誠実な不動産会社をみつけてください。

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